はじめに
イベント炎上の背景 ~イシュガルド封鎖事件~
先日、某鯖のイシュガルドで都市封鎖があったようです。ゴシックな服装でイシュガルドで撮影会&パレードとのことですが、想定以上の動員でエリア封鎖が起き、イベントと無関係なプレイヤーがエリアに入場できない事態になりました。7/6現在でイベント告知のポストは4桁のいいねとRPがついています。炎上後なので増えたものだと思いますが、他の知名度のあるプレイヤーも告知しておりましたので、開催前も相応のインプレッションがあったことは想像に難くないと思います。
もちろん満員による封鎖もMMOの華という向きもありますが、FF14は今でこそ設計がやや陳腐化したものの、MMOとしてはカジュアルめに作られており、苦痛と苦労を強いるかつてのMMOとはやや異なるので適切な指摘でもない気がします。

ユーザーイベントの心がけ ~ユーザーイベントは登山と似ている~
私もFF14のユーザーイベンター(といっても超零細です)ですが、大事にしている項目があります。
人に迷惑をかけない人畜無害なイベント
ここだけは意識しています。
今回の事件の要点は、動員人数が多すぎて都市を封鎖してしまったことで、プレイ開始から日が浅い若葉さんをはじめとする無関係なプレイヤーの足を止めてしまった点です。実害を発生させたならそれはイベントとは呼べず、騒動とか事件と呼ばれる類のものになります。
重ねての説明になりますが、私は広義のユーザーイベンターです。FF14のインフラにタダ乗りしてるわけですので、必然的にエシカルな動きが求められると思います。実はこれ、ユーザーイベントは純粋なアウトドアとしての登山に近い考え方が適用でき…
- 山(プラットフォーム)への敬意(黄金のゲームバランスやユーザー体験など思うことは「多々」ありますがそれとは別になります)
- すれ違いの位置取りや挨拶
- 廃棄のルール(ゴミは持ち帰るなど)
- トイレの利用など(きれいな話ではないのでこれ以上の直接的な表現は避けておきます)
など、多くの部分で参考になる部分があります。そう考えるとこういう大きなイベントは、主催だけで都市が封鎖できるほどの人数を捌くのは無理があったのではと思います。

私の事例 ~コミュ障でもイベント主催は可能~
さて、私はどちらかというとコミュ障です。ですので5人くらいになると同時会話ができません。すごい苦手なんです。そこでスポーツの配信を一緒に視聴して話題を共通させるなどをして「あえて深くコミュニケーションしない」店をやっています。なんならスポーツのコンテンツはさらにファンの少ないモータースポーツ。来店者を減らすので一人あたりに対し濃い対応ができます。私なりのホスピタリティです。これは一種のブルーオーシャン戦略とも言えます。

どうすればよかったか?
捌けないなら相応の策をとればいいんです。インプレッションからの見込み動員数はいくつ?とか、多いならハードルを設定してターゲットを絞ったか?もしもの場合キャンセルするオプションはあったか?…などなど。リスクヘッジ、大事だと思います。無理にレッドオーシャンに飛び込んだり、無理に押し通す必要はないのです。まてよ、動機としては承認欲求なのでしょうか?
こぼれ話にはなりますが、マズローの欲求5段階説では承認欲求は4段階目に位置しています。その上には自己実現欲求、さらに自己超越欲求(マズローが晩年に提唱したと言われてるらしいです)があるそうです。
インスタンスを買うという考え
そういえばパッチ直後はコンテンツに関連の深いエリアはインスタンスって増えますよね?有償でインスタンスを時間貸しするサービスとかあったらいいですよね。開発・運営もそういう方法でユーザーイベントをマネタイズするオプションを用意するのも一つの手だと感じました。
さいごに
とはいえ迷惑をかけてしまった以上、ゲームと違いロールバックはできません。相応のコメントを出すなりして対応してほしいものです。ユーザーイベント界隈の熱量を下げてしまったのですから…FF14がこれ以上属性間による分断を起こしたら更に人が去ってしまうような気がします。インプレッションが視野狭窄させた典型的な事例のようだと私は感じました。

せっかくなので私のイベントを告知しておきます。
7月19・20日にSuper Formula同時視聴店を開きます。決勝レース開催時間に営業を行います。視聴は無料のAbemaで観ることが出来ます。有料ですがJ Sportsあるかたはそちらでも構いません。docomo劇場になりがちな2025年シーズン、TOM’sと無限がどこまで迫れるか追い越せるか、岩佐歩夢の初優勝は?またルーキーの活躍と鉄板ドライバーを擁しつつもピットが非常に心配なKCMGに…注目のウィークエンドになりそうです。
Event Information
- おみせ:SpotrsCafe Ferry’s(仮称)
- ばしょ:GaiaDC RidillServer The Goblet 16-6 2階(FSoEというFC宅になります)
- じかん:abema配信時間に準拠(少し前から開けています)
- お通し:サブリガ(希望者のみ。安心してください、サブリガはその場で作る作りたてです)
ほんだい
ちょっと前置きが長すぎましたね。ブログを放置してはや1ヶ月半以上。ドメインとサーバーにはしっかりお金を払っているのでこれではサーバーの肥やしです。サボっていたかというとそうでもなく、リアルの方に注力していました。こちらは後述します。
せっかく取ったドメイン、名前の資源も思いつく限りそう多くはない以上、大事にしたいですからね。BlueskyのIDもこのドメインを使用しています。大事なブランドですから炎上をさせないという強い意思です。これは前置きを思い出しそうなのでやめておきましょう。批判と指摘はするけど攻撃はしない。これが私のポリシーです。
最近のフェリーさん
さて、リアルゼアでは職業訓練が進み、就活フェーズに突入しました。実はほとんど新規のスキルを身に着けていません。むしろ既存のスキルを戦力として提示できるようなアプローチを重ねてきました。後の記事で明かそうと思いますが、私にはハンデがあり、職業人生でうまくいかなかったことの連続でした。私と同じようなハンデのある人が持ちがちなイメージとしては「諦める」「高望みしない」「細々と生きる」などネガティヴな処世術を身につけるようなイメージが強いと思っています。

私はそういった流れに抗いたく、ハンデからくる特性を戦力化・価値創造に振ったアプローチを行っているわけですが、ハンデというものはネガティブなイメージが強いと思います。その特性を戦力に変える?一般的にはイメージしにくいです。特性の説明は慎重に行ったほうがいいと思いますが、今行っている施策を明かしてしまうとただのドヤ顔トークになってしまうので後日の記事にする流れです。分析すればするほど市場価値にいい影響を与えそうな特性が並んできたことも付け加えておきます。
とはいえ地方ゆえにおいしい求人が少なく、定型業務ばかりで私のやりたい仕事はいつも5-6社程度しか見つかりません。また、エージェントも地方ゆえ難しい状況です。
戦力とは? ~戦略的就活と「凸」の見せ方~

ズラズラ書いてしまうと「何が言いたいんだ?」と言われるので先に要点を。これはハンデを持った人は思いの外潜在的な能力ってあるんじゃ?という問題提起です。ハンデを持った人のお仕事事情に限定となりますが、視野を広げて見てみると自身が思っているより実績値が高いケースが多いような気がし、意外に「戦力になるのでは?」という見立てが出てきたのです。
にもかかわらず、「こんな自分にできるわけがない」とか「迷惑をかけない範囲で…」と自分の中に制限をかけてしまう人が多いように思います。
でも実際は、条件さえ整えば十分に通用するスペックを持っていることも多く、むしろ「この分野では突出している」と言えるような特徴を備えている人もいます。私自身、他者と比べると一部の能力に凹凸がありますが、その「凸」をきちんと見せることができれば、ちゃんと評価される場面はあるんだと感じ始めています。
地の利を活かすということ
自己理解と戦略次第で「戦わずして勝つ」スタイルも取れるのではないかと思っています。レースだって今はオーバーテイクで順位を上げるのはそこまで一般的ではありません。アンダーカットやオーバーカットといったピット戦略やレースエンジニアの腕が順位に大きく影響を及ぼします。それと同じように我々も一般的・標準的な就職活動にそのまま乗ると、どうしても自分を小さくまとめがちになりますが、自分の構造に合った土俵やプレゼン方法を選ぶことで、“勝てる場所”は確実に増えると思います。
実績がないのではなく、見せ方がわからない。能力が低いのではなく、適した条件に出会っていないだけ。そういった人たちがもっと“自分の強さを知る機会”を得られれば、おそらく状況は大きく変わるのではないか——そんな希望的観測も含めて、今まさに自分を使って検証している段階です。ソースは私と言えるようにしたいですね。
その問題、全部あなたのせい? ~自己責任という呪いをどう乗り越えるか~
この界隈、うまくいかないことも多いですが、往々にして環境面での不適合もよく見聞きします。これらを見てみると、必ずしも自分が変わる必要性がない事例も多い傾向を感じました。私の職歴では環境不適合が多かったですね。あえて「戦略的撤退」として扱うのも一つの手だと思います。この考えを持つと、だいぶ前進しやすくなるように感じます。少なくとも旧来のマインドセットの人間(いわゆる支援者とかJTCの人とか)が考えがちな、健常者に同化させようという考えでは持続可能性が明らかに確保できないからです。これは「私は私であってはいけない」というメッセージにもなりかねません。

さいごに
後日(次回というわけではありません)の記事では、ハンデのことについてや取り巻く環境について、自分の経験を交えながらお話したいと思います。毎回前置きが長く、前置きで記事1本書けるボリュームと熱量ですが、うちは元々そういうスタイルなので生暖かく見守っていただけると幸いです。
投稿日:2025年7月7日
最終更新日:2025年7月7日(申し訳程度に修正)