Ferry Mobility Rally 2025 ~3300km Endurance Challenge~ DAY1

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はじめに

皆さんこんにちは、Ferryです。最近、SNSでの短文コミュニケーションが主流になり、じっくりと腰を据えたやり取りが減っていることに違和感を覚え、ブログを構築し、もうひと月です。目的はこのREIWAの効率重視の風潮に抗い、「スルメ型思考・コミュニケーション」の素晴らしさを広めるためです。おそらく、このような活動に取り組む組織はないと思うので、私が勝手に立ち上げます。「全日本スルメ型思考・コミュニケーションを考える連盟(全ス連)」とでもしましょう。とりあえず私が会長を務めますが、具体的な活動内容は「特に何もしない」ので、興味のある方はご自由かつ各々の責任でに会員を名乗ってください。募集はしません。

さて、本題に入りましょう。今回は、公共交通機関を乗り継いで巡る旅の記録を共有したいと思います。例年、年に一度のペースで実行しているのですが、今年は懐事情により、秋頃に1泊か2日程度の小規模な旅行を計画しています。参考までに、昨年の旅行の記録を以下に掲載します。

旅行記は、公共交通機関の乗り継ぎと乗りつぶしに重点を置いてますが、「乗りつぶし」という言葉は凝り固まった印象を与える部分がありました。そこで、今回は私の名前と、モータースポーツのレースカテゴリーのようなタイトルを組み合わせ、「Ferry Mobility Rally 2024 ~3300km Endurance Challenge ~」と名付けてみました。このタイトルなら、タイトルスポンサー名などを入れれば、実際のレースカテゴリーのように見えるかもしれません。ジェントルマン・ドライバーが参加するような、趣のある雰囲気が出ているのではないでしょうか。

今回取り上げる旅行では、四国に3度も足を運ぶという謎の行程を経て、東京へ戻り、その後伊豆大島へ向かうという、かなりイレギュラー(私にとってはレギュラー)なものでした。いわゆる「限界旅行」の類です。このクレイジーツアーを、以下にご紹介します。

注意

※価格やダイヤ、使用車両などの変更により、完全に同じルートを辿るのは難しいかもしれません。もし参考にされる場合は、事前に綿密な計画を立てられることをお勧めします。

第1区:福島交通あぶくま号 ~Hなホテルはバロメーター~ 228.3km

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最初の移動手段は、福島交通の高速バス「あぶくま号」です。これといって特筆すべき点はありません。MEXリバリー以外ごく普通の高速バスです。今回は別の用事を済ませる関係で、わが故郷、偉大なる大都会郡山(映画館を除く)の隣町の須賀川に行ったため、そちらで乗車です。須賀川発はすぐに高速道路に入ります。やり方によっては王子で降りるという選択肢もあり、都心アクセスの時間を短縮することも可能です。新幹線を利用するまでもない速達性で移動する際に、便利な選択肢となります。私のようなタイプの人間には、本来「あだたら号」の方が向いているのですが、残念ながら利用者が少なく、ダイヤも使いにくいものになってしまいました。新越谷から東武線一本で都心へ向かうルートは、一定の需要があると思うのですが、やはり「物好き」向けの路線なのでしょうか。

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バスは埼玉県に入り、EDOの街並みに似たなにかで休憩を取り、沿線にラブホテルが見え始めると、だいたい首都圏です。ラブホテルの数と多様性は、経済のバロメーターと言えるかもしれません。そういう意味では、大阪は一歩抜きん出ていると感じます。ちなみに、伊丹空港周辺のホテルにはラブホテル/元ラブホテルが多いので、家族連れ以外であれば、意外と穴場かもしれません。万博開催時には、高騰する宿泊費を抑えるための選択肢の一つになるかもしれませんね。

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とある歯科医師おじさんの「インプラント」の看板が見えてくると、そこは新宿です。我らがFF14の開発元、スクウェア・エニックスの社屋を、jpgファイルにしっかりと収めておきましょう(動画には収めましたが写真はなかったようです)。降車場所はバスタ新宿。偉大なる「東日本旅客鉄道最高指導者」の像(Suicaのペンギン)が出迎えてくれます。

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第2区:東京散策編 ~最高指導者を拝観から…~ 33.5km

昼食へ…

私はヤニカスなので、ここで一服してから次の目的地へ向かいます。新橋で軽く昼食をするためまず大江戸線と有楽町線を使い豊洲に、ゆりかもめで休憩をした後、新橋に向かいます。

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豊洲から乗れば前面展望も楽しめます。日中のゆりかもめは快適で「げんかい」でも「むりかもめ」でもない。ただし途中の停車駅にある大きなテレビ局後に業界を揺るがす大スキャンダルの嵐となったのは当時は知る由もありませんでしたね。レインボーブリッジの芝浦側のループには東海汽船のジェット船係留場があるそうです。30年くらい前のPS1版首都高バトルRのジャケットもここ撮影ですね。GTAの番長こと坂東さんが少し若い時の動画が収録されています。

新橋では目当てのタイ料理店がランチ営業を終了していました。残念です。ここは一旦上野へ向かうことにします。新橋から東京駅まで、東海道線の普通グリーン車と東京から新幹線のグランクラスを利用するのも良いですが、コストパフォーマンスを考慮して、今回は大人しく山手線を利用します。このときばかりは快速運転の京浜東北線の新橋飛ばしにヘイトを感じました。そういえばSL広場って裏ならガラガラなんです。どうでしょう?ロングノーズ・ショートデッキスタイルの車体がとてもスポーティーです。

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ひとつ上野へ

ここ上野は、かつて東北方面への玄関口として栄えた場所です。とりあえず、食事を済ませておきましょう。東京都内で食事をするなら、上野ではありませんが一部で熱狂的な人気を誇る「米とサーカス」が定番だと思います。いかんせんゲテモノ料理が多いため、万人受けするとは言えません。今回は旅程の都合で立ち寄ることができませんでしたが、おそらく今年の旅行で行くことになるでしょう。

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はい、今回は無難に唐揚げ定食です。このような店を選ぶ際、私は基本的に口コミは見ません。NTの勘(言語化できない要素を、ここではニュータイプの勘と表現しています)で、何となく分かるのです。

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上野動物園には、今回は時間がなく立ち寄れないため、こちらのパンダの写真でご勘弁ください。ええ、ちゃんとパンダです。撮影が禁止なので画像はありませんが清水観音堂で参拝を済ませたら東京編はここまでにして、次の目的地、四国へ向かいましょう!

第3区:京成スカイライナー ~速いは正義~ 63.1km

飛行機で移動する場合、羽田空港の方が近いのですが、今回は成田空港へ向かいます。その代わり、みんな大好き最高速度160km/hを誇る京成スカイライナーを利用します。特別仕様の車両のようです。スカイライナーは40分少々で成田まで走り抜けます。スカイライナーの、適度な硬さのシートは、短距離特急に最適だと感じます。このシートに座って仕事ができたら最高ですし、可能であれば家に持ち帰りたいくらいです。

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第4区:JL3087 ~国際線機材でゆったり移動~ 500km

成田という選択肢

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今回は、空港第2ビルで下車します。ああ、ここはかつての検問所の跡地ですね。はい、私の宗派は全日宗ですが、今回は鶴丸宗を利用します。次の目的地は、まずセントレア(中部国際空港)です。空港のカウンターで荷物を預けますが、空いているので、なぜかグローバルクラブの窓口に通されました。ええ、安心してください。私のステイタスは一番下です。飛行時間が短い路線なので、保安検査へ向かう前にマクドナルドでビッグマックをかき込み、制限区域に入ります。

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B767国際線仕様機

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今回の使用機材はB767-300ER、国際線仕様機です。ジャカルタから戻ってきた機材のようです。国際線仕様機ということは、そうです、ビジネスクラスがクラスJとして開放されているのです。エコノミークラスでも十分快適ですが、せっかくなので、クラスJを利用します。その代わり、国際線機材の国内線運用の関係か、機内Wi-Fiが利用できないなどの制約がありますが、フルフラットシートでくつろぐことができます。次期機材の導入まであと数年となったB767ですが、その勇姿をしっかりと目に焼き付けたいと思います。

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成田空港第2ターミナルの国内線出発ロビーは、クソデカ空港らしからぬギャップの、地方空港とさほど変わらない簡素な造りなので、特筆すべき点はありません。第2ターミナルの国内線搭乗口からは、バスで飛行機まで移動します。今回の搭乗口は401番スポット。乗客数から判断して、バス2台でのピストン輸送で十分対応できそうです。さて、機内に入ると、セミワイドボディ機だけあって、広々とした空間が広がります。エンジンの写真を撮っておきましょう。余裕の音だ、馬力が違いますよ。

Departure

出発が大幅に遅れています。プッシュバック前に、機内安全ビデオを先に放映するようです。エンジンの始動をきれいに撮影・録音できるという意味では、これはこれで「当たり」かもしれません。プッシュバックを経て、タキシングを開始します。この時点で、すでに15分以上の遅延が発生しています。ご安心ください。ダイヤには、成田空港の混雑が考慮されているため、到着時刻はほぼオンタイムでした。

空はすでに暗くなっています。この時はPixelを使用していたため、カメラの性能がやや追いついていません。ここからが、B767の真骨頂です。機体サイズに見合わない大推力のCF6エンジンにより、R/W 34Lから力強く離陸します。親の顔より見たSAKURA5 DEPのようです。機体に対して推力が大きいB767は、出発経路上の高度制限や速度制限が解除されると、乗客が座席に押し付けられるような強烈な加速をします。横須賀付近で、ベルト着用サインが消灯しました。ベルト着用サインが消えるということは、フルフラットシートにできるということです。ただ、ドリンクも楽しみたいので、飲んだらすぐに横になりましょう。

Cruise & Descent

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現在の高度はFL260、対地速度は約700km/hです。機内から撮影した写真をいくつか掲載しておきます。名古屋の夜景は本当に美しいですね。私は名古屋が好きな街の一つです。ただし、夏の暑さだけは苦手ですが。沖縄のほうが紫外線以外マシ説がよくわかります。飛行機はセントレアに着陸しました。B767は、やはりじゃじゃ馬といった印象です。タイヤをしっかりと路面に押し付けるような、パワーな着陸をするイメージがあります。もっとも、B777やB787が、おとなしすぎるだけなのかもしれません。飛行機は8番スポットに到着したので、ここで降ります。やはりB767は良いですね。2アイルのため乗降がスムーズです。今回は国際線仕様機材でしたが、B767の後継機となるA321は、通路が1本しかないため、乗降に時間がかかりそうです。

第5区:名鉄線 ~ピットストップは鮮度が命~ 39.3km

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ここから翌朝まで、まともな食事ができそうにないので、軽く食事をします。4月とはいえ、この日の名古屋は暑かったので、矢場とんで味噌カツをいただきます。マクラーレンのピット作業並みの速さで、料理が着丼されます。矢場なだけにやばいおいしさです。すでに夜遅い時間なので、フライト・オブ・ドリームズは開いてません。そそくさと名鉄電車に乗り込みます。そういえば、ひつまぶしを食べていないですね…

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第6区:コトバス ~四国のヴィランズ~ 382.2km

残念ながら、この日のダイヤでは、四国入りまでの行程をフルフラットシートのみで完結することができないため、比較的フルフラットに近いと思う高速バスを利用します。サンライズ?禁煙だからなあ…今回は、コトバスを利用します。ツアーバスのような雰囲気が漂っていますし元ツアーバス上がりです。この業界は西高東低の気圧配置のように西日本側はサービスの多様性が高いので独特な雰囲気が気に入っています。最近高知駅前観光がフルフラットのバスを出したみたいですね。夜行バスでは、基本的に何もすることができないので、ひたすら眠ります。

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はい、おはようございます。徳島の休憩地点で目が覚めました。明石海峡大橋を通過してたみたいですね。写真はありませんが徳島からは、愛媛・高知方面行きの乗り換えバスが出ているそうです。徳島を基地として運行しているというなんとも合理的なシステムです。高松で下車します。

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高松には私の名前が冠された通りがあります。やはり私の偉大さが…そんなことはなさそうです。次回の記事から2日目以降の記事をお届けします。ふつうに早期割引運賃で青組のプレミアムクラス乗ったら?という質問は野暮だと思います。たしかに安いんですが、手間と暇はかけるものですから…

1日目移動距離:1261.4Km

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